●プラシャンティニラヤムからのニュース
   2000年11月23日   

サイ ファミリーの皆様へ
サイラム!

 以下の文は、アンソニー ウィリアムズという一人の人物の興味深い話しです。彼は幸運にも「二度目のチャンス」をあたえられ、そこからすばらしい人生の教えを得たのです。彼はまた多くのりっぱな市民たちから模範的な人物とみなされています。さあ、その記事を味わってみてください。

二度目のチャンス (生命維持装置から移されて)

  アンソニー ウィリアムズの興味深い話しです。ウィリアムズは実の母親から捨てられました。養護施設では彼は「問題児」と見なされていました。三歳になってもアンソニーは言葉を一言もしゃべらなかったのです。彼の人生の行く末はもはや決まってしまったかのようでしたが、そのとき、二人の心優しい親切な人間が彼を引き受けてくれたのです。

 アンソニーは、オペラを歌うのが大好きな郵便局員の妻と、おなじく心の寛容な夫に引き取られました。アンソニーは学業が優秀で、のちにハーバード大学とイェール大学に学びました。

  1998年、アンソニーは、世界でも大都市の一つであるアメリカのワシントンD.C.の市長選に無名ながら66%の得票率で当選しました。その就任式の演説において、彼はこう言いました。
「44年前、両親は私を養子に受け入れてくれ、第二のチャンスを授けてくれました。そしていま、この街も私を養子に受け入れてくれたように感じます。愛、奉仕、責任について両親が私に教えてくれたことのすべてを、この街に注ぐつもりです」

  アンソニーは第二のチャンスによって救われました。そして、スケールが小さいとはいえ、大きな意味をもって、私たちにも第二の人生が与えられているのです。そしておなじように、みんなに与える機会を私たちもふんだんに持ち合わせています。もしかしたら今日がそのチャンスを生かす日であり、誰かに第二のチャンスを与えることになるかもしれません。 ...

そして、われらが主であるバガヴァンの聖なる言葉

「許す行為は、相手のこころを変え、また許したもののこころも変えます。まず最初に、自分は永遠の魂であり、それは不滅で、神聖で、純粋で、神そのものであるということを心に刻むのです。それがあなたに揺らぐことのない勇気と力を授けることでしょう。そののち、他人とのあいだに愛と敬意を育まねばなりません。どのようなタイプの人間に接しても、いかなる態度や振る舞いにでくわしても、寛大でいることです。」
                         TOSSSB p.238

「自分のもっている富と才能に関しては、他の人々に役立てるためにそれらの責任を任されているにすぎないものと見なしなさい。他人を助けるにあたって、いかなる機会も逃さないように。つねに慈悲深くありなさい」
                         SS MARCH 1996 p.67

「やりなおしのチャンス」という美しい詩で、今日のメッセージを終わりにします。

やりなおしのチャンス

もう一度やりなおすチャンスがあたえられ、
過去の過ちを帳消しにできたなら。
学んだことをもう一度使いなおすチャンスがもらえたら、
神様に満足してもらえる人間になれるかも。
けれども過去へはもどれず、 なした行いはそのままよこたわる。
もう一度やりなおす、 チャンスを明日がくれるだろう。
                                (作者不明)


オーム サイラム

シルビア S. ナイドゥ







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