●プラシャンティニラヤムからのニュース
   2000年12月29日   

黙想:悪鬼の性質(Contemplation: Demonic qualities)

An article from Dr.Anand Mohan
アーナンダ モハン博士の一文

 私の故郷出身の偉大な聖人が語ってくれた話です。 クリシュナ神が肉体を離れる直前に、アルジュナに向かってアルジュナの妻であるスバドラー(クリシュナの妹でもある)を海に沈め、そのまま振り返らずに帰って来るよう求めました。アルジュナは当惑したのですが、言われたとおりにしました。しかし、どうしても後ろを振り返らずにはいられませんでした。アルジュナが後ろを振り返ってみると、一匹のラクシャーシ(悪鬼)が浮かび上がってくるのが見えたのです!

  クリシュナはアルジュナに起きた事を説明しました。スバドラーは前生においてトリジャーダという名のラーヴァナの使用人だったのです。悪鬼の一族に生まれたとはいえ、トリジャーダは慈悲深く徳の高い女性でした。彼女のラーマ神への祈りのおかげで、クリシュナの妹として生まれてきたのです。しかしクリシュナ神の妹として生まれてきた人生において、彼女は霊性を高めるようなことは全くしませんでした。そのため、功罪の収支が帳消しになったとき、彼女は悪鬼の姿に戻ってしまったのです。

 このことは、スワミの多くの古い帰依者たちに起ったことです。彼らは前生の功徳によってスワミとともに何年間かいっしょにいました。その機会を有効に活用して人生を豊かにしなかったために、当然ながら彼らは今生においてスワミを離れざるおえなかったのです。そしてスワミを離れたとき、彼らはスワミに対して悪鬼的(邪悪な)態度をとりはじめます。これらはスワミだけがご存知です。

私たちがそのようなことをしないように祈りましょう。

サイラム







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