●プラシャンティニラヤムからのニュース
   Hert2Hert 2005年10月   

国から表彰されたサイ・スクールの教師

サルヴェパッリ ラーダクリシュナン博士
サルヴェパッリ
ラーダクリシュナン博士

毎年9月5日は、「教師の日」として、インド全国で祝われています。これは、インドの第二代首相であった、シュリ サルヴェパッリ ラーダクリシュナンの誕生日を記念した祝日です。氏は、著名な教育者であり、偉大な学者、外交官でありましたが、何よりも氏は、偉大な愛国者であり、卓越した教師でありました。1962年にインド首相に就任したとき、氏の学生や友人たちが、氏の誕生日をお祝いさせていただきたいが、いいですかと尋ねました。そのとき、教育に対する情熱を隠さないこの偉大な教育者は、「私の誕生日を祝う代わりに、その日を『教師の日』としてお祝いしていただければ、大変名誉なことです」と答えました。こうして、毎年9月5日は、インドのすべての学校や大学で「教師の日」として祝われるようになったのです。

インド政府の人材開発省の中・高等教育部門が、毎年この日を、インド全州の小中学校から選ばれた最も優れた教師たちの功労に報いる日としたのは、非常に適切な選択です。

2003年には、プラシャーンティ ニラヤムのシュリ サティア サイ高等学校の、シュリY.シヴァラーマクリシュナイア校長が、この誉れ高い「全国優秀教師賞」の受賞者の一人に選ばれました。今年2005年は、サンスクリット語部門において、同校からシュリ K.R.ヴェーダナーラーヤナン氏(43)が、インド大統領シュリ A.P.J.アブダル カラム博士によって、この賞を手渡されました。

インド大統領から表彰されるシュリ サティア サイ教育機関の教師たち
シュリ シヴァラーマクリシュナイア校長 シュリK.R. ヴェーダナーラーヤナン氏
2003年の授賞式での
シュリ シヴァラーマクリシュナイア校長
2005年の授賞式での サンスクリット語教師
シュリK.R. ヴェーダナーラーヤナン氏

人材開発省からの連絡によれば、この賞は「学問上の効率性、教育改善に対する熱意、子どもたちに対する純粋な興味と愛、社会生活への参加と、地域社会における人望に基づいて」、学校の教師たちに授与されているものだということです。

今年の授賞式は、ニューデリーのヴィグニャーナ バヴァンで、大統領や人材開発大臣を含むインド連邦の政府要人の主催のもとに行われました。
シュリ アブダル カラム大統領
受賞者に向けて語りかける
シュリ アブダル カラム大統領
授賞式の貴賓席

ヴェーダナーラーヤナン氏が賞を受け取るために壇上に上がると、大統領のカラム博士は、同氏がプラシャーンティ ニラヤムから来たことを知って大きな喜びの意を表し、祝福を込めて同氏の肩をたたいて、「平安の住む所からおいでになったのですね! あなたは本当に幸運です!」と言いました。
インド大統領とヴェーダナーラーヤナン氏 インド大統領とヴェーダナーラーヤナン氏 インド大統領とヴェーダナーラーヤナン氏
インド大統領がシュリ ヴェーダナーラーヤナン氏に、 「平安の住む所から起こしになったのですね! あなたは本当に幸運です!」と声をかけました。

その後、ヴェーダナーラーヤナン氏がシュリ マナモハン シン首相に会う機会を得たとき、首相は、「どうかバガヴァン ババ様に、心よりの表敬の意をお伝えください。私はいつもババ様を思っています」と言いました。20年以上もスワミの学校に関係してきた、このサンスクリット語教師(ヴェーダナーラーヤナン氏)は、「サイ」という名前には魔法の力がある、と言っています。というのも、その場にいた要人たちは、同氏が「サティア サイの学校」から来たことを知ったとたんに、ヴェーダナーラーヤナン氏の幸運を心から祝福してくれたからです。

受賞者には、表彰状と、銀のメダルと、25,000ルピーの賞金が手渡されました。しかし、ヴェーダの章句を唱える達人(ヴェーダナーラーヤナン氏)は、「こうした様々な賞品よりも、私にとっての最高の御褒美は、ヴェーダを生み出した神(ヴェーダ プルシャ)そのものである、私たちの愛するスワミ御自身の前でヴェーダの聖句を唱える機会を与えられることです!」 と言っています。ヴェーダナーラーヤナン氏のスワミとのつながりは、同氏がまだ6歳の少年であった1968年に、初めてダルシャン(神や聖者の姿を見ることによる祝福)を受けに来たときにさかのぼります。「その聖なる木曜日の記憶は、いつまでも鮮やかに思い出すことができます」と、そのサンスクリット語の達人である教師は付け加えました。
サイババとヴェーダナーラーヤナン氏 ヴェーダナーラーヤナン氏 サイババとヴェーダナーラーヤナン氏

ダルシャンの時間にヴェーダを唱えるようにというスワミからのお達しがあって以来、サイ クルワント ホールでヴェーダの吟唱のリードをとり、プラシャーンティ ニラヤムでよく姿を見かけられるヴェーダナーラーヤナン氏は、さらに、「私たちがスワミの蓮華の御足にしっかりとつかまっていることができれば、そのほかのことは、すべてひとりでに整います。私はこのことを固く信じています」と、付け加えています。

出典:http://media.radiosai.org/Journals/Vol_03/10OCT01/national-award.htm

Heart 2 Heart, ラジオ・サイ・リスナーズ・ジャーナル2005年10月号より