シュリ サティヤ サイ セントラル トラストの役員
によって発表されたプレス リリース
2011年6月28日

  1. バガヴァン ババ様が病院に入院されて以来、印刷メディアと電子メディアにおいて、ババ様の御健康、治療、御還化、それに続くヤジュル マンディール内にあるババ様の個室の解錠等々に関するさまざまな報道が飛び交ってまいりました。シュリ サティヤ サイ セントラル トラストの役員一同は、一連の出来事に関する真実かつ公正な事実を提示するために、この声明を発表します。

  2. このたびヤジュル マンディールの二階部分への入室が実施され、2011年6月16日と17日に、約3億ルピー相当の現金(帰依者からババ様に宛てた手紙の中に同封されていた現金)、金製品・銀製品・宝石類(帰依者からババ様に贈呈された儀式に使用する食器や神像など)が、正式な棚卸の上、銀行に預け入れられました。銀行に預けられたものはすべてセントラル トラストの会計帳簿に記載されています。トラストは、法的申し立てはいっさい行わずに、賦課されるであろう所得税額9500万ルピーを、本日付で前納しました。

  3. 棚卸は(前インド最高裁判所長官と、前中央監視委員会総督を含む)トラスト役員全員、管理協議会のメンバー二名、最高裁判所の退職判事と、カルナータカ/ボンベイ高等裁判所の退職判事の立ち会いの下に行われました。それに並行して、インド政府公認の鑑定人によって査定が行われました。

  4. 6月18日の夜に、電子メディアにおいて、警察がプッタパルティからバンガロールに向かう車両から350万ルピーを押収したという報道が行われました。このお金は、プラシャーンティ ニラヤムのサイ クルワント ホール内にあるババ様のお墓の建設の監督に携わった会社の従業員の車両から押収されました。このお金は、何人かの帰依者たちがババ様のお墓を建設するために献金したものであり、献金を行った人々と受領した人の双方が、書面によってそのことを立証しました。二人の従業員は、単に「嫌疑」を掛けられただけで拘束されたのです。もう一人、2011年6月19日にシュリーニヴァーサン氏(トラスト役員)の運転手が、バスで移動中に警察に拘束されました。警察は、この運転手から、現金や貴重品類を何ひとつ押収していません。彼も単に「嫌疑」を掛けられただけで拘束されたのです。これらの出来事は一般に広く報道され、メディアによって多くの中傷的な風刺を込めた発言が飛び交いました。

  5. 押収されたお金はトラストのものではなく、ババ様のお墓の建設のために帰依者たちから与えられたものです。このことはトラスト役員のラトナーカル氏とV・ シュリーニヴァーサン氏によって確認されました。トラストによる受領と支払いは、すべて小切手、直接取引、もしくはそれ以外の金融商品のみによって行われます。

  6. 新聞はまた、それ(6月19日)以降に、二つの袋に詰められた5千万〜1億ルピーのお金が、バンガロール行きのバスに乗っていた二人の乗客から没収されたと報道しました。これはまったくの事実無根です。そのような押収はありませんでしたが、警察は誤った報道を否定しませんでした。続いてメディアも、それまでの自分たちの報道内容が正確でなかったと言って撤回する発表をしなかったため、正しくない報道が一般の人々の間に残ったままとなりました。

  7. メディアはまた、この他にも数件の間違った報道を行いました。バガヴァティ判事が、大学の学長としての責任を負うために、(法規定に従って)シュリ サティヤ サイ高等教育機関トラスト役員の職を辞したとき、同判事がセントラル トラストの職を辞したという、誤った報道が行われました。

  8. その他にも、インドゥラル シャー氏がトラストとの間に距離を置いているという報道がありました。この報道内容はまったく誤っており、シャー氏はトラストのあらゆる件に積極的に関与しており、昨夜行われた会合も含めて、トラスト役員による会合にはすべて出席しています。

  9. もう一件、新聞記事の中に、州境を越えて現金を移送するために政府車両が使われているという、悪意に満ちた虚偽の報道がありました。この報道には何の真実も含まれていません。しかし、事実に反する報道を行ったあと、新聞社はそのような不正確な報道に何の根拠もないことが判明したときでさえ、決してその誤報を撤回しませんでした。

  10. また、スワミの「遺言」があったという報道も大々的に行われました。さらには、法的にはあり得ない概念である「口頭による遺言」に関する言及すらありました。

  11. (新聞雑誌等の)印刷メディアや一部の電子メディアは、V・シュリーニヴァーサン氏が「拘束」されたという報道を行いました。これは完全な誤りです。彼が拘束されたことは一度もありません。彼はチェンナイの自宅にいました。すると今度は、ある警視長がV・シュリーニヴァーサン氏は失踪中であると述べたという報道がなされました。V・シュリーニヴァーサン氏が連絡すると、当の警視長は自分がその種の発言をしたことを否定しました。警視長は新聞当局にそのことを伝えましたが、彼の供述は一度も報道されませんでした。

  12. 全国主要新聞紙の第一面に、バガヴァンが「サティヤジット氏にトラストの中で重要な地位が与えられるべきだ」と指示する遺言を残された、と管理協議会のナガナンド氏が供述したことが報じられました。ナガナンド氏は、このような供述を行ったことを書面で否定しました。しかし、この件がこうして否定されたことは報道されませんでした。

  13. セントラル トラストの役員一同は、情報の一般公開の必要性と、「情報開示」が国家の法律によって保障されていることを認めています。しかしそれは決して、正確でない報道を行う自由があるということではありません。民主主義において、ジャーナリズムの役割は重要です。セントラル トラストは、情報開示に対する正当な要求に対して適切に対応してきましたが、事実を強調する一方で、透明性とプライバシーを両立させる配慮もしてきました。

  14. 当トラストは、バガヴァン ババ様によって設立されたすべての施設が、今後も公正かつ透明に運営され、それらのすべてがバガヴァン ババ様の理念を守り続けることを、皆様に確約いたします。皆様におかれましては、悪意のある虚偽の宣伝報道に騙されることがないようにお願いいたします。




 


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