第5話  
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シルディサイと養母の写真 ヴェンクサはシルディサイの母親にしっかりとババの面 倒を見ることを約束したので、彼女は安心して預けることにしました。彼女はババに、深い敬意をもって忠実にグルに従い、良く学ぶようにと諭しました。そして、涙を流し深い悲しみに沈みながら、ババを庵に残して一人で帰っていきました。
 翌朝ヴェンクサはいつものように、生徒達に昨日教えたスルヤ ナマスカールを繰り返すように言いました。生徒達は間違ったシュローカを唱えました。しかし、ババは正確に唱えたのでヴェンクサは驚き、どうして知っているのかと尋ねました。昨日アシュラムに着いた時、師が教えているのを聞いたのですとババは答えました。ヴェンクサは他の生徒達にババの学習態度を見習うべきであると言いました。
庵で修行するシルディサイの写真
 ヴェンクサはババに特別な愛を注ぎ、どんな個人的な事柄についてもババに世話をさせるという特権を与えました。他の生徒達はババに嫉妬するようになりました。

成長したシルディサイの写真 ババが16才の時のことです。ある日生徒達はヴェンクサとババとの間の愛の絆が強くなっていることについて話しあっていましたが、その言葉には嫉妬が表れていました。
 そこへ突然ヴェンクサが帰ってきました。彼はまずその嫉妬と憎しみを捨て、仲間への愛を育みなさいと忠告しました。しかし、その言葉は聞き入れられず、彼が去った後、その内の数人はババに喧嘩を売り、ついに取っ組み合いになりました。
 

投石され倒れるシルディサイの写真  一人の生徒がレンガをつかみ、ババの頭に投げつけました。ババは大量に出血し、苦痛で身をよじりながら倒れ込みました。ヴェンクサがやってきて傷ついたババを起こし、ひざの上に頭をのせました。彼はババの額の血を拭いてやり、頭に白い布を巻いてやりました(シルディ ババがいつもしていたように)。ヴェンクサは生徒全員に「カーマ(愛欲)とクローダ(憎しみ)」を捨て去ることがどんなに大切なことかを説きました。

プッタパルティのはずれに集う生徒の写真 ここで画面 はプッタパルティのはずれでキャンプ中の生徒達に移りました。物語の初めから話してきた先生は続きを手短かに話しました。
 その後、どのようにババがヴェンクサのアシュラムを離れ、森の中でどうしていたか話しました。

 一人のチャンドパテルが自分の馬を探して森へ入って行ったときにババに出会いました。ババは彼に馬の居場所を教えてやり、彼はその言われた通 りの場所で馬を見つけることができました。そして、彼は自分の村に来てほしいと頼み、ババは快くついて行きました。

食事を与えるシルディサイの写真 今週のラストシーンでは若いファーキルの格好をしたババが村のはずれに座っていました。
 たくさんのお腹をすかした人々が彼の前に並び、彼が自分のために残しておいたプーリをすべて分け与えてしまうと、自分自身は何も食べずにいました。


 
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