シルディ
サイ アヴァターが肉体を去った時の映像が再び現れ、また悲しみがよみがえりました。しかし、この肉体は、たとえアヴァターであっても、永続することはなく、定められた時に朽ち果
てるものだ、というババの言葉が響いていました。
シュリ ラトナカラム コンダマ ラージュの長男である新郎シュリ ペッダ ヴェンカマ ラージュと、新婦イーシュワランマの結婚式が新婦の父のスッバ ラージュによって執り行われ、この神聖な花嫁はコンダマ ラージュ家に嫁いできました。
やがて、夫婦の間にはセーシャマ ラージュという息子と、ヴェンカンマとパールヴァタンマという二人の娘が生まれました。 この年は凶作で、村民たちは全く利益をあげることができませんでしたが、プッタパルティを管轄する税務署は徴税の為に村民に対してとても厳しい手段をとりました。彼らはやってきて、料理道具を含め、村人のあらゆる所有物を強制的に取り上げていきました。これを知った村長は村民達を連れて、コンダマ ラージュの家を訪ねました。彼は、とても敬虔で公正な生活を送っており、恐れることなく真実を話し、その上厳格な菜食主義者として知られており、みんなから大変尊敬されていました。権力者がどれほどひどいことをし、そのせいでどれほど生活が苦しくなってきているかを村民みんなが泣きながら訴えました。
コンダマ ラージュはこの悲しい話を聞いて心を痛め、村のはずれに住むシヴァナディヤールに食べ物を持って相談に行きました。シヴァナディヤールはバガバッド ギーターの詩節を引用して彼を慰め、マハヴィシュヌ神御自身がこのカリユガの時代に、悪を全滅させるために降臨するはずであり、その時は迫っているのだと断言しました。賢者のこの予言を聞いて、コンダマ ラージュは安堵し、幸せを感じました。
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