チャイタニヤ ジョーティから学ぶこと  
     
 

いくつかの聖典に予言されているように、主は4つの目的を果たすためにプッタパルティの村に降臨されました。

正しい行いを護るため
帰依者を護るため
ヴェーダを養成するため
古典学者を養成するために

ラジューと呼ばれたときからバガヴァンと呼ばれるまで、シュリ サティア サイは神としての長い旅を続けられました。サイの神性を讃える本やテープはたくさんありますが、それらは過ぎ去った日々の不思議な出来事を決して再現することはできません。

チャイタニヤ ジョーティは単なる博物館ではなく、歩みながらバガヴァンの人生を辿る楽しいものです。その歩みは神を探求する貴方の人生を豊かにするものです。
ようこそいらっしゃいました。神を体験してください!

チャイタニヤジョーティの全景写真

チャイタニヤ ジョーティ:意識の灯火
 至高の存在から発した宇宙はチャイタニヤ(光)で満ちています。アヴァターは、私たち一人一人を含む全宇宙を動かしている同じチャイタニヤの顕現なのです。 チャイタニヤ ジョーティは、アヴァターの使命とメッセージを包含しています。 それは神への瞑想を促し、そして私たちの人生を変容するために私たちの意識に明かりを灯します。
 チャイタニヤ ジョーティのどの部分も、私たちの人生を豊かにする助けとなる神の象徴的意味で満ちております。

人さし指に支えられた球体の写真
 ミルクと水の混じったものからミルクだけを飲み分ける白鳥の特質は、善と悪とを識別 する必要性を象徴するものです。

5羽の白鳥はバガヴァンの5つの不変の価値を表しています。

サティア 真理
ダルマ 正義
シャンティ 平安
プレマ
アヒムサ 非暴力

蓮の花が泥沼の上に咲いて汚れることがないように、私たちは無執着を実践し、欲望に限度を設けなければなりません。  
 人差し指の上の球体は、真理によって維持されている宇宙を表しています。それは、私たちが真理に立脚するならば如何に人生がたやすいものであるかを示しています。

建造物
 その建築的な美しさは東洋と西洋の完全なモザイクによっています。文化の相違に拘わらず完全な調和を象徴しています。

入口
 入口のシルディ サイとサティア サイの写真はサイ アヴァターの連続性を象徴しています。  入り口で貴方に語りかけるバガヴァンの愛に満ちた言葉は、チャイタニヤ ジョーティのまさに神髄をなすものです。

チャイタニヤ ジョーティの前景写真

バガヴァンの招待

愛の具現である皆さん
さあ、いらっしゃい
私をそしてあなた自身をよく見なさい
何故なら私は私自身をあなたがた全ての人の中に見るからです
あなたがた全ては私の姿なのです

バガヴァンのメッセージ

真理は私のメッセージです
ダルマは私の行いです
平安は私の本質です
愛は私の姿です
これらに従いなさい そうすればあなたは私のものとなり
私はあなたのものとなります

バガヴァンの使命

私は既存の信仰の邪魔をしたり
既存の信仰を破壊するために来たのではなく
皆さんに自分の信仰を確信させるために来たのです
それ故、キリスト教徒はより良いキリスト教徒になり
イスラム教徒はより良いイスラム教徒になり
ヒンドゥ教徒はより良いヒンドゥ教徒になります

5元素
 世界の創造と維持はパンチャブータ、即ち5元素、に依存しております。

アーカーシャ
ヴァーユ
アグニ
ジャラ
プリティヴィー

私たちの肉体は神の社で、これらの5元素から成り立っており、肉体の死後、元の状態に戻ります。このことはまた、私たちが物質的な対象に対していかに無執着であることが大切であるかということを強く気付かせてくれます。

アヴァター:神の化身
 初期のアヴァターの役割はヴェーダの保護と悪行の壊滅とに限られていました。 後期のアヴァターはそれらに加えて別の責任を担っていました。

アヴァター  メッセージ/役割
マティアサ 創造の継続
クルマ 神々の保護
バラハ ヴェーダの保護
ナラシムハ 神の遍在
バマーナ エゴの抑制
ラーマ 真理、正義
クリシュナ 愛、平安
ブッダ 非暴力
イエス 憐憫(れんびん:かわいそうに思うこと)
ゾロアスター 純粋
モハメッド  兄弟愛

バガヴァンの根本原理は真理、正義、平安、愛、非暴力からなる5大価値に基づいております。

3人のサイ
 聖者バラドワージャは、シヴァとシャクティから彼等がその聖者の家系に3回に亘って生まれ変わるといった恩恵を授かりました。

シヴァ シルディ サイババ
シヴァとシャクティ サティア サイババ
シャクティ プレマ サイババ

バガヴァンは、カリユガの時代におけるシヴァとシャクティの顕現であるアヴァターで、私たちはバガヴァンの偉大な栄光の中にシヴァ・シャクティを拝見するといった幸運に浴しているのです。

「カリユガの時代においては、善と悪が個人の中に宿っている。もしも神が悪を滅ぼそうとしたら、人類すべてが全滅してしまいます。主が、もし人類を生存させようとするならば別 の計略を立てなければなりません。主は終止よりもむしろ変容を求めるのです。」
 シュリ サティア サイババ

内なる戦い
 私たちの心は猿のようで、常に私たちを迷路に導く6つの邪悪な心によって踊らされています。

カーマ 欲望
クローダ 怒り
ローバ 貪欲
モーハ 妄想
マダ エゴ
マートゥサリヤ 嫉妬

心が動揺すると気持ちが安らぐことはありません。

バガヴァンの真理、正義、平安、愛、非暴力からなる価値感を心に奉ることは、これらの邪悪な心の傾向を排除する最高の解毒剤です。

意識体の降臨
 人類が下落の淵にあるときにはいつでも、主は主の創造物を正常状態に戻すために降臨されます。主が肉体を持って降臨されることをアヴァターと呼びます。 多くの予言書が、バガヴァンを人類の変容に携わるアヴァターと指摘しています。

予言書
 聖書、ノストラダムス、エドガー ケーシー、メディ モウド、スーカ ナディからなる予言書は主の降臨について述べています。これらの全ての記述は細部に至るまで完全にバガヴァンに当てはまります。
 シルディ サイもその近しい帰依者に対してアンドラプラデッシュに戻ってくることを約束しました。

神の誕生
 バガヴァンは1926年11月23日に誕生されました。
 音楽の音色が主の降誕を予告するために無人の楽器から発せられ、聖者オーロビンドは主の出現を知らせるためにそれまで守っていた沈黙の誓いを破りました。子供の時から、他人に奉仕する純粋さと積極さから、バガヴァンは誰からも慕われました。

神性の曙
 ある日、バガヴァンが級友達とある寺院の周りを巡るお参りに無理やり参加させられたとき、その寺院の祭祀神であるハヌマーンが顕れてバガヴァンが巡回するのを遮り、その前にひれ伏しました。級友達は「サティア」が単なる人間でないことに気が付きました。

憐憫(れんびん:哀れみ)
 バガヴァンは大変思いやりがあったので、与えられたものを何でも直ぐに全ての友人の間で分配しました。

勇気
 バガヴァンの悪行に対する恐れることのない姿勢は、神の英知のもう一つの顕れでした。

敬意
 バガヴァンが全ての地域社会の祭礼に心を込めて参加したことは、全ての宗教の統合調和を象徴していました。

明晰
 バガヴァンは学業成績が一番であるだけでなく、ヴェーダの学者が誤ってヴェーダを引用または解釈したときには彼等の誤りを正しました。

木曜日
 木曜日に、バガヴァンはバジャンを歌ってシルディ サイに敬意を表し、そしてしばしば意のままに奇跡を行いました。

告知
 1940年5月23日、バガヴァンが数本の花を地面に投げると、それらの花が「私はサイババである」という文字を書きました。

無執着
 1940年10月20日、バガヴァンは教科書を投げ出し、神の降誕の理由を明らかにしました。彼は友人と彼に従う者達を集めて「マーナサ バジャレー グル チャラナム」というバジャンを歌いました。そして、そのバジャンは今では地球全体で響き渡っています。

「人生の教育」は本だけに限られるものではなく、ジャガードグル(世界という教師)から獲得されなければなりません。

使命の明言

私の約束
人類を守りそして人類に至福を与えることです
私の誓約
正しい道から逸れて迷いの道に入った全ての人々を救い、矯正することです
私の愛
貧しい人々と困窮した人々の苦しみを取り除くことです
私の誇(ほこり)は
質素な生活と献身の心で私を崇拝する全ての人々を救うことです

「私は自分のための場所や名前を持っていません
私には私のものとか貴方のものとかいうものはありません
私は私に対して与えられたあらゆる評判に対して答え
そして行かねばならない所へは何処へでも出掛けます」

バガヴァンの兄への手紙から引用した上記の文言は、バガヴァンが人類に奉仕するといった神の意思が溢れています。

約束
 バガヴァンは母への約束、即ちプッタパルティに留まり、彼のメッセージと使命を広げプッタパルテイを世界の霊的中心地にするといった約束、を守りました。

物質化
 彼はしばしば何もない空中から神像や女神像、そしてまたどのような木からでもとても風変わりな果 物を物質化しました。
ヴィブーティ:肉体的及び精神的な病を癒す、彼が物質化する神性灰

奇跡
 彼はかつて村から離れて一人で草葺きの家に住んでおり、帰依者達が「小さなマスター」と彼の大きな奇跡を見るために時々訪ねて来ました。 ある時その家が火事に巻き込まれたとき、彼が手を振ると雷雨が発生してその火を消しました。
 彼は多くの場所に自在に移動しました。彼は太陽と月を降ろして神の戯れを演じ、またかつて帰依者達にシヴァ神のギラギラ光る第3の目を見せたりもしました。
 彼の自然界の元素をも超越した制御能力はアヴァター(神の化身)の16の能力の1つです。

神の属性
 聖典は神の6つの属性をあげています。

完全なる美
卓越したパワー
無尽蔵の富
絶対的な知恵
減少することのない名声
完全なる無執着

バガヴァンはこのような神の属性を幾度も示されましたが、彼のきわだった特徴は全知、全能、遍在性です。

全能
 貴重な宝石から効能のすぐれたヴィブーティまで、何もない空中から自在に創造する力は、バガヴァンが神の化身であることを証明するものです。
 彼の死者をよみがえらせる力は、彼が神の化身であることの更なる証明となっています。
 バガヴァンによって物質化されたヴィブーティは、燃焼されたときに全ての物質が行き着くところの究極の状態を示しています。5つの元素からなる人間の身体もアートマ、即ち内在する魂、が無くなった時には灰になります。ヴィブーティはまたバガヴァンの本質、即ち破壊の神であるシヴァ神、を常に思い起こさせるものです。

奇跡は奇跡を行う者の単なる自然の振る舞いにすぎないのです
だから、あなたが神の栄光を垣間見ることができるように
私は時々その経験を味わせてあげているのです
奇跡は私の名刺代わりです
それらはひけらかすものではなく
あなたを私に引き寄せるためのものです

遍在
 地球上の広い範囲の多くの場所で物質化現象が起きていることは、バガヴァンの遍在性を示しています。
 これらはヴィブーティだけでなく白檀、ウコン、朱(クムクム)、アムリタもあり、これらは継続的に彼の写 真の上に顕れています。これらに加えて、帰依者の家に宝石や像が顕れることは、彼がいつもそこにいることを証明しています。 彼を見たこともない人々でさえも事故や自然災害から救われ、そして守られています。

全知
 バガヴァンはしばしば「サルバ サクシィ」、即ち、永遠なる目撃者と言われます。彼が帰依者の夢や秘密の考えや誰にも知られていない出来事を生き生きと描写 する能力は、彼が過去、現在、未来を知っていることの証拠です。彼は帰依者が抱いている好ましくない欲望を叱責することによって、時々帰依者を突然驚かせます。

人類の統合
 主たる宗教の祭典がプラシャーンティ ニラヤムにおいて祝われ、そしてバガヴァンは繰り返し以下のように述べています。

「カーストは1つであり、それは人類というカーストです、
宗教は1つであり、それは愛の宗教です」

信仰の単一性
 各宗教は独自の規範と教義を推し広めていますが、各宗教は同じ目的地である解脱へ通 じる別々の道にすぎません。
バガヴァンは宗教を越えた霊性を強調されます。彼は次のように置き換えることによって信仰を結びつけています。

霊性に基づいた宗教
奉仕と識別に基づいた儀式
人間性の価値に基づいた教典

全ての信仰は一つの真理のいくつかの側面を表しているにすぎない
全ての信仰はその栄光を讃えるものである
経路はたくさんあるが通用口は一つである

保護する者
 クリタユガの時代では、シヴァ神は宇宙の壊滅を防ぐために、「ミルクの大洋」を攪拌する間に、毒を飲みました。
 カリユガの時代では、バガヴァンは全ての悪を吸い込んで、真理、正義、平安、愛、非暴力の価値を教え込むことによって私たちを変容させます。

どのアヴァターも今までにこの様なことをしたことがない:
人々、群衆、大衆の中に入って行って、彼らに助言を与え、
彼らを導き、彼らを慰め、彼らを高揚させ、
彼らに真理、正義、平安、愛、非暴力の道を教える

サイ クルワント ホールでダルシャンを与えるサイババの写真

個人的関与
 多くの人が近づくことができなかった以前のアヴァターと異なり、バガヴァンには容易に近づくことができます。

クリタユガの時代には、聖者は長期間修行をし、
主を垣間見ることで満足しなければなりませんでした。

ダルシャン:見ること

トレタユガの時代には、バナラ セナは主ラーマと
会話を交わす特権を授かりました。

サムバーシャン:会話

ドワパラユガの時代には、ゴピーカ(乳搾り娘)達は
主クリシュナに触れる恩寵を授かりました。

スパルシャン:触れること

カリユガの時代には、シュリ サティア サイは全ての帰依者に、
何時でも、上記の3つの全てのことを許されております。

ダルシャン、サムバーシャン、スパルシャン

サティア サイババのダルシャン風景

霊的ワークショップ
 人間の霊的な働きは、感覚を通して受け入れた入力に依存しています。これに続く肉体の作用は、この霊的な働きの状態に影響を受けます。

人間の身体は神の社である。
知性はハートの祭壇における灯明である。
感覚はこの社における窓である。
その窓を通して入ってくる突風はその炎に影響をおよぼし
それを鈍い光に変え、その炎を消さんとする。
それ故窓を閉じよ。
世俗的な物質の恐ろしい誘惑に対して
それらの窓を開け放しにしてはならない。

バガヴァンはこの人間の肉体を変容させ、その肉体の神聖なる栄光を復活させる5つの簡単な方法を示しています。

良い見方
良い考え方
良い話し方
良い行い
良い生活

感覚は人を世俗的な快楽に引きずり込む。
従って、宗教的な訓練によって
感覚を厳格なコントロール下に置かなければならない。
これ無しには、全ての苦労して行った儀式的礼拝や、
全ての長時間かけて行った瞑想や、全ての遵守している誓約は
全く意味のない無駄なものとなる

人の意識の高揚
 バガヴァンは各種の聖なる書物の神髄を以下のように要約されました。

プラーナ
絶えず助け、決して傷付けてはいけない!

ラーマーヤナとマハーバーラタ
愛は与えそして許すことである
自我は獲得しそして忘れることである

ウパニシャド
愛なしに行う義務は嘆かわしいことである
愛をもって行う義務は好ましいことである
義務でなしに施す愛は神である

サイの配慮
 病める社会を癒すためのバガヴァンの三位一体的解決策は

エデュケアー 無料の教育
メディケアー 無料の医療
ソシケアー 無料の基本的生活設備

人生の目的について: シュリ サティア サイババ
全ての人が自分自身に関心を払わなければならない4つの事柄があります。

私は誰?
私は何処から来たの?
私は何処へ行くの?
どれぐらい長くここにいるの?
全ての霊的な探求はこれらの質問から始まり
その答えを見つけ出そうと試みます。

あなた方、すべての人にとって、神は主唱者であり、魂そのものです。
神の意志により、神の計画により、そして神の法則に則って
神の目的を達成するために貴方がここに来ているのですから
あなたが悪であるはずがないのです。

人がこの世にやって来た使命は個人を全体の中に融合させることです。
人は神から派生したのですから、その神にならなければなりません。
それ故、人は世間と関係を絶つことによってではなく
世間の中にありながら神の御手の中の道具として
この世に対する執着を減じなければなりません。
エゴイズムを助長するようなあらゆる傾向を抑制し
神の指図にのみ心を定めることにより。

人の人生は神を見るために使った場合のみ意味があるのです。
人生のゴールは最終的に大海、即ち神に融合することです。

信心深い生活は激情を生み出すことはないでしょう
そのような生活は常に力を生み出し、協力する心の源泉です。

全てを手放す道を進もうとするときの最大の障害物は
エゴイズムと所有欲です
それは識別と放棄という2つの洗剤のみによって取り除くことができます。

夢の中で感じた喜びが目覚めとともに消えるように
貴方がジュニャーナ即ち英知と呼ばれる上級意識の中に目覚めたときに
現在の喜びは消失します。

神を見るためにアートマを実感すべく一生懸命努力しなさい。
この努力の甲斐なく失敗したとしても
それは世間的事柄の成功よりも気高いものです。

3つの性質、即ち、純粋さと忍耐と不撓不屈(ふとうふくつ)の精神を養いなさい。
これらを備えていれば、あなたは何事でも達成することができます。 もしも忍耐を失いそして純粋さがなくなったとするならば その理由は信仰を失ったからです。

主に従い、悪に立ち向かい、
最後まで戦い、人生というゲームを終えなさい。

 

(注) サイ オーガニゼーションはインドのアーンドラ プラディーシュ州プラシャーンティ ニラヤムに本部を置く国際的でスピリチュアル(霊的)な非営利の奉仕団体であり、宗教団体ではありません。詳細はSSO概要世界のサティア サイ オーガニゼーションをご覧ください。

翻訳:一色 健輔
出典:チャイタニア ジョーティのパンフレットより

 
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