サイババの御言葉
 
ヒランニャガルバにまつわるバガヴァン ババの御言葉

今日、人間性が低下しています。どこを見ても、少しも愛がありません。真理や正義を見出すことは困難です。このような状況で、どうして平和が生まれるでしょう? 金塊を金細工の職人に預ければ、望み通 りのデザインで飾りを作らせることができます。ヒランニャガルバ(ヒラニヤガルバ、黄金の子宮)は、神の別 名です。ヒランニャは黄金を意味します。皆さんがこの神聖な黄金を心の中に置くのであれば、平安(シャーンティ)、真理(サティア)、正義(ダルマ)等々、望み通 りの飾りを作ることができるのです。 黄金がなければ装飾品を作ることができないのと同じで、神を抜きにしては平安や真理や正義を手に入れることはできません。ヒランニャガルバは、すべての人の中に存在しています。スワミが皆さんを「バンガルー」(金)と呼ぶのは、そのような理由からです。この真理を認識して、自分の中に神がいるというゆるぎない確信を得ることができたときに初めて、皆さんは人生においてさまざまな利益を得るでしょう。しかし、皆さんは内在の神を忘れて、外界の事物を追い求めています。このような方法では、人生において成功することはできません。ですから、何よりもまず、神を信ずる心を育てなさい。

New Year Discourse on January 1, 2000 Sathya Sai Speaks Vol.33 p9

ヒランニャガルバは神の別名です。皆さんがこの神聖な黄金を心の中に置くのであれば、真理や正義や平安といった望みどおりの飾りを何でも作ることができます。どんな装飾品も金がなくては作ることができないのと同じで、神を抜きにしては真理(サティア)や正義(ダルマ)や平安(シャーンティ)という飾りを手に入れることはできません。ヒランニャガルバは、すべての人の中に存在しています。それが、スワミが皆さんを「バンガルー」(金)と呼ぶ理由です。皆さんは「ローカ サマスター スキノ バヴァントゥー」(全世界が幸せでありますように!)と祈ります。神の恩寵を得るために、すべてに対する愛を育みなさい。たった一枚のハンカチも、そのための代金を支払わなければ手に入れることはできません。皆さんは神に平安や、幸福や、解脱を求めています。しかし、そのお返しに皆さんは何を神に差し出すつもりですか? 皆さんの愛を神に捧げ、平安や幸福や解脱という形の神の恩寵を受け取りなさい。誰もがその権利をもっています。しかし、それを受け取るためには、まず差し出さなければなりません。愛と奉仕によって、初めて皆さんは求める権利を得ます。それ以外に方法はありません。

Sankranti Discourse on the afternoon of January 14, 2000 Sanathana Sarathi March 2000 p79

人が帰依と真心を込めて神を想わないことから、恐れと不安が現代の風潮となっています。人は神の御名を唱えることによってのみ、恐れを知らぬ 者となることができます。神はヒランニャガルバと呼ばれています。ヒランニャとは黄金という意味です。この「黄金」を心の中に置いたときに、初めて皆さんは真理(サティア)、正義(ダルマ)、平安(シャーンティ)、愛(プレーマ)という飾りを手に入れることができます。いったん皆さんの心に神が安置されるなら、心からは神聖な感情だけが生じます。穴がたくさんあいている容器に甘いプディングを注げば、穴から出てくるものもまた甘いプディングです。同様に、皆さんの心を神で満たすなら、皆さんの行いのすべては神聖なものとなります。しかし、人は神への信仰を失っています。人はスワーサ(呼吸)をもっていますが、ヴィシュワーサ(信仰)をもっていません。このような人生は無益です。

Upanayanam Discourse on February 10, 2000 Sanathana Sarathi March 2000 p71

 

翻訳・監修:サティア サイ出版協会
(c) Sathya Sai Organization Japan 2003, Sathya Sai Publication 20003

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