サイババの御言葉
 
「日々の実践」 − 愛

帰依者:「主よ。私は一刻も早くあなたへ辿り着きたいのです。私は何をしなければならないのでしょうか? 私には覚悟ができています。私は到達したいのです。」

スワミ:「愛を通して、愛を通してのみです。愛は全てです。愛は神。愛に満ちて生きなさい。愛で一日を始め、愛で過ごし、愛で満たし、愛で一日を終えなさい。それが神への道です。」

帰依者:「スワミ、どうやってこの無私の愛を発展させるのでしょうか?」

スワミ:「まずあなたの義務を行い、朝から晩まで一日中神を想いなさい。全てを神と見て、幸せでいなさい。等しい心でいなさい。あなたが持っているものに満足しなさい。幸せの秘訣は、好きなことをすることではなく、しなければならないことを好きになることです。それが偉大なる真理です。

 全ての世話をする神への完全な信仰を常に持ちなさい。次のように思念しなさい。「おお神よ、あなたは私の全てです。あなたは私の目的地です。あなたは私の呼吸です。」これは私のものであるとか、それは私のものであるとか、これは私のものではないと考えてはなりません。その代わり次のように思念しなさい。「全ては神、あなたです。全てはあなたのものです。」「私は肉体ではない。心は狂った猿にすぎない。私はアートマである。私は至高の存在である。私と神は一つである。」「この肉体が生まれる前、私はそこにいた。この肉体が生まれた後、私はそこにいる。この肉体が去る時、私はそこにいる。この肉体が去った後、私はずっとそこにいる。私は遍在する。私は全てである。」

 この真理に到達するために、あなたはいくつかの霊性の実践を行わなければなりません。神とは何か?神とは誰か?私は誰か?と問わなければなりません。実感認識の第一段階はいつも神を想うこと、そうすれば数年後あなたは神と一つであると知るでしょう。

 まず、あなたは次のことを考えることができます。この全世界は舞台のようなものであり、あなたは役者にすぎません。神は監督です。全ては役者です。神があらゆるものを監督します。しかし、そこにとどまってはいけません。前進し神とのみ一体感を持ちなさい。神を想いなさい。神になりなさい。あなたは神です。それを実感認識しなさい。」

帰依者:「スワミ、外へ出て、他の人々にもこれらの御教えを話してもよろしいでしょうか?」

スワミ:「話し過ぎてはいけません。いくつかの霊性の実践をしなさい。初めに行いなさい。そしてそうなりなさい。その時あなたは話すことができます。しかし、ほんの少しです。瞑想を行いなさい。愛を込めて全てを行いなさい。良くあり、良い面 を見て、良いことをしなさい。あなたが自己信頼と神への信愛を発展させた後、他の人々と分かち合うことができます。しかし、話し過ぎないことが大切な規則です。神についてさえ、話を極力少なくしなさい。霊性の実践においては、神との内なる対話が得られるでしょう。全ての執着を放ち、神だけに執着するでしょう。そのためにはハートの純粋さは大変重要です。純粋さのないところに、一体性はありません。一体性無しに神性を得ることはできません。あなたの人生の全てが不毛となります。初めに純粋さ、次に一体性です。その時、あなたは神性を実感認識するでしょう。」

帰依者:「では、純粋さは奉仕から生じるのでしょうか、スワミ?」

スワミ:「そうです。純粋さは無私の愛、無私の奉仕を行うことから生じます。全ては一つの家族です。全てに奉仕しなさい。サイファミリーだけでなく、全世界の家族に。全てが兄弟姉妹です。全ては一つです。全ての人に等しくありなさい。それが一体性です。人類は兄弟の間がらであり、神は父です。」

  

ロケーション:コダイカナル
日時:不明
ソース:アル ドラッカー
翻訳:アル ドラッカー/サティア サイ出版協会
「An Ocean of Love」より

<< SSOJ Topページへ << サイババの御言葉メニューへ