|
|
これらは、36人のサイネットの帰依者たちが協力して、「サイ引用辞典」からの引用を、大変読みやすいインタビュー形式にまとめたものです。 問:スワミ、この宇宙に神の創造物でないものは存在するのでしょうか? サイ:この世のすべては神から来ました。(1) 原因(神)なく生じたものは何もありません。すべての存在、物体、出来事は、根本原因と、その指示と導きによって生じました。(2) 問:神に世界を創造させた動機は何だったのでしょうか? サイ:(神は)神の遊戯として世界を意志しました。(3) プラクリティ(世界)とは、神の栄光とすばらしさに気づくことができるよう、あなたがたの目の前に置かれた神のリーラ(戯れ)にすぎません。(4) 問:聖典には、神は万物の中に宿っている、とあると聞いていますが、本当にそうなのですか? サイ:神は微細な原子から、もっとも巨大な恒星に至るまで、全宇宙に宿っています。(5) 神が存在しない場所はどこにもありません。(6) 問:しかしスワミ、自然と神とは異なるとよく言います。私たちは「これは違う。これは違う」(二元論を用いて神を認識する方法)と言います。神は自然の中にも宿っているのでしょうか? サイ:あなたがたは、自然を神と別 のものとして見る限定されたものの見方を、立ち昇る炎(啓示、浄化、識別の炎)の中に投げ入れて、滅ぼさなくてはなりません。神は自然のすべてを、神を原因として、神の物質(質料)で創造しました。(7) 問:では、「自然と神」の神秘を理解する鍵は何でしょうか? サイ:自然の根本的真理とは、多の中に一なるものがあるということです。それが理解への鍵です。(8) 根本的な実在を理解するためのもっとも容易な方法は、あらゆる創造物の中に神を見ることです。神は万物の根底に横たわる実在として、そうしたあらゆる多様性の中で、楽しく遊んでいるのです。(9) 問:スワミ、私にはこういった神秘を理解するのは難しく感じられます。 サイ:神の神秘は途方もなくすばらしいものです。普通 の人には、こういった神秘を理解するのは容易なことではありません。(10) 問:私がそうした神秘を、無形の神を、理解するのを妨げているものは何なのでしょう? サイ:感覚に集中している人は、グニャーナ
マールガ(英知の道)の頂点で認識される、外に表れ出ることのないニルグナ
ブラフマン(無形の神、属性を超越したブラフマン)を、多大な苦労と苦悩なしにつかみ取ることはできません。プラーナ(教典・古譚)が、属性を超えた神の様相よりも、属性をもつ神の様相のほうを詳しく述べているのには、こういう理由があるのです。求道者は、最初に属性をもつ神に関連したサーダナ(霊性修行)を実践する必要があります。それによって集中力が与えられ、その後、粗雑から精妙へと至る法則に従って、自分の 問:どうすれば、感覚中心の人間から、神中心の人間へと進歩して、こうした神の神秘を知ることができるでしょうか? サイ:満ちあふれる愛ゆえに私が与えてきた、あなたがたを改善し病を癒す助言について、じっくりとよく考えてみなさい。自分が犯したり、もくろんだりした悪事を悔い改めることで、心を清める努力をしなさい。自分の生活を新たにすることを固く決意しなさい。言葉と思いと行動に深く根付いている有害な習慣をやめ、神の計画にかなった生活を送りなさい。そうすれば、皆さん方一人ひとりが花開き完全なる神となるでしょう。(12) 出典: 翻訳:サティア・サイ出版協会 (c)Copyright Sathya Sai Central Trust |
|
|||
(C)Copyright Sathya Sai Organization Japan |