至福はハートから生まれる:ババのメッセージ
   タイムズ ニューズ ネットワーク 2002年4月14日
タイムズ・オブ・インディア紙より
  

バンガロール発: あなたのハートを清め、ウガディの日をその本来の精神をもって祝いなさい。シュリ・サティア・サイババは土曜日、ウガディの日の講話で、ホワイトフィールドの彼のアシュラムを埋め尽くした人たちにこう語った。

 人の生活は世俗的な意味においては確かに進化したが、倫理的な価値においては質が落ちて、人々の心は狭くなっているという。
「その堕落の理由は、人が利己的であるからです」とババは述べた。人は互いに愛を持たず、あらゆる思いや行動は、利己的な動機から生まれているというのである。

 人間として生を受けたという希少な贈り物にもかかわらず、今日、人は正しい意味での人間として生きてはおらず、単なる欲望の塊と化すまで落ちぶれているという。「欲望のない状態が、真の至福をもたらすのです。」ババは、かなりの長い年月が費やされたにもかかわらず、人々のハートがいまだ変容していないことを非難した。

 人は至福を熱望するが、それを見つけることは容易ではない。「人々は、至福を得るために、巡礼の旅に出ては、崇高な魂を持つといわれる人の話を聞き、崇めます。しかし、真の至福は、自分のハートという神殿から来るものなのです。」

 ババはまた、富や物質主義が至福をもたらすと信じることは間違いであると述べた。「神への信仰を深めれば、あなたは幸福を味わうことができます。至福の基盤になるものは、神です。」 人は、神の栄光を歌うが、それを体験してはいないという。「至福は、純粋なハートからしか得られません。すべての人を愛し、人々を幸せにすれば、あなたが幸せになります。」

 ババは、人々の生活が霊性に向かっていないことは残念だと述べた。「霊性が陽気なお祭り騒ぎと混同されていますが、これは誤りです。私たちは、その内なる意義に目を向けなくてはなりません。」ババは、人々に、すべての人々の内に神を見るように呼びかけた。「神はすべての内に明らかに存在します。」

 ババは、帰依者たちに、この日をもって新しい人生の第一章を始めるよう促した。「過去は過ぎたことです。未来のことは分かりません。今を生きなさい。時間を無駄 にしてはなりません。今日から、否定的な考えを取り除き、あなたのハートを純粋にしようと努めなさい。」さらに、ババは集まった人々に言った。「常に助け、決して傷つけてはなりません。」「他人を助ければ助けるほど、あなたもたくさんの助けを受けることになります。」

 ババは最後に、自らバジャンをリードして、講話を終えた。







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