2006年のインドで行われた日本のサーダナキャンプ

先日、2006年のインドで行われた日本のサーダナキャンプの記録を振り返っていました。
スワミの御前で初めて日本人がヴェーダを唱えたキャンプです。

サイラムニュース110号より、2006年のサーダナキャンプの報告文より一部抜粋

2006年7月20日(木)

最初は、ヴァルヴィカスの子供達による沖縄民族舞踏エイサーです。マイクを使うことなく、子供達のヴェーダを唱える声が美しくホールに響いた後、華麗な舞と力強い太鼓の音が見事に調和しました。次は寸劇「真理の息吹」です。日本にヴェーダが広まった様子を実話に基づいて作成し、日本各地の帰依者の合同チームが演じました。まさに日本においてスワミの起こされた奇跡を再現し、世界中の帰依者と分かち合うことができました。

そしてついに、ヴェーダを唱える時が来ました。ガナパティ プラールタナー、ナーラーヤナ ウパニシャッド、マントラ プシパムをスワミの御前で唱えました。するとスワミは、二人の学生を会場に向かって立たせました。突然、学生が唱え始めたヴェーダは、まさに私たちが機会をいただければ唱えようと準備していたプルシャ スークタムでした。サイクルワントホールはサイの学生、日本グループ、インド人帰依者、外国人帰依者が一体となって唱えるヴェーダで満たされました。次にスワミは、愛する学生二人にさらに指示を出しました。私たちが耳にしたのは、日本では知られていないヴェーダでした。学生たちの美しく、力強い声が響き渡りました。スワミは二人の学生にそれぞれマイクを持たせるよう細かく指示され、彼らの純粋な声が会場に響き渡りました。日本から来た私たちと、毎日神の化身のもとで学んでいる学生達が、国家、文化、言葉の壁を越え、ヴェーダによって語り合っているようでした。二人の学生は、立派にスワミの指示に従いました。彼らはどのような学生だったでしょうか。光輝く純粋さに溢れ、深い知性を感じさせる、西洋の顔立ちをした学生でした。プログラム後には次々と同じ言葉が私たちに届きました。

「私もインド人として、ヴェーダを学びたい」
「私もインド人ではないけれど、ヴェーダを学びたい」

ヴェーダの知識を理解し、消化して、それから活力を取り入れるべきです。それがあなたの思いと言葉と行いに現れるようにしなければなりません。あなたもヴェーダを広める仲間に参加し、喜びを他者と分かち合うべきです。
二〇〇四年十月十九日・ダサラ祭期間中の御講話

2017年02月17日|ブログのカテゴリー:2017