サイの御教え
誰も苦しめてはならない一これは真の正義です。真のダルマとはアヒムサ、非暴力です。私たちは誰をも傷つけてはなりません。身体的なレベルではもちろんのこと、言葉や思い、行いによってもです。真のダルマとは、言葉や思い、行いによって、誰をも苦しめないことです。
真理は神です。真理を固く守り、真理の道を広めなさいと仏陀は説きました。仏陀の御教えの中心は次の二つ、真理と正義です。人は一度交わした約束を破ったり、真理を守らなかったり、ダルマに従わないようなことをすべきではありません。
なぜ神は私たちに目を与えたのでしょう? 目は、周囲にある神聖なものを見るために与えられました。何でも見てはいけません。なぜなら適切でないものを見ることによって、人生が汚されてしまうからです。見解、人生観は、内なるものが現れたものです。それゆえ私たちは、正見、すなわち正しい見解を培う必要があります。一旦、正しい見解が培われれば、すべての創造物が正しいものとなります。
次は、正語、正しい言葉です。今日、私たちがしていることと言えば、道で会うすべての人と話をしているようなものです。これは非常に良くないことです。他人と不必要な話をしている間に、神聖なエネルギーの多くは浪費されてしまいます。結局、あなたは神聖ではない言葉を話しているのです。不要のうわさ話、陰口によってあなたは悪魔になってしまいます。人間の中の神性は忘れ去られ、動物的な気質が強まります。私たちは正見と正語の両方を身につけなければなりません。
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