サイの御教え


1997年 正義の年

 誰も苦しめてはならない一これは真の正義です真のダルマとはアヒムサ非暴力です私たちは誰をも傷つけてはなりません身体的なレベルではもちろんのこと言葉や思い行いによってもです真のダルマとは言葉や思い行いによって誰をも苦しめないことです

 真理は神です真理を固く守り真理の道を広めなさいと仏陀は説きました仏陀の御教えの中心は次の二つ真理と正義です人は一度交わした約束を破ったり真理を守らなかったりダルマに従わないようなことをすべきではありません

 なぜ神は私たちに目を与えたのでしょう 目は周囲にある神聖なものを見るために与えられました何でも見てはいけませんなぜなら適切でないものを見ることによって人生が汚されてしまうからです見解人生観は内なるものが現れたものですそれゆえ私たちは正見すなわち正しい見解を培う必要があります一旦正しい見解が培われればすべての創造物が正しいものとなります

 次は正語正しい言葉です今日私たちがしていることと言えば道で会うすべての人と話をしているようなものですこれは非常に良くないことです他人と不必要な話をしている間に神聖なエネルギーの多くは浪費されてしまいます結局あなたは神聖ではない言葉を話しているのです不要のうわさ話陰口によってあなたは悪魔になってしまいます人間の中の神性は忘れ去られ動物的な気質が強まります私たちは正見と正語の両方を身につけなければなりません

(1997年5月14日ブッダプールニマ祭の御講話より)


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