2001年1月6日(土曜日)の「タイムズ オブ インデイア」の記事
   Times of India 2001年1月6日   

この病院は無料で5つ星の治療を提供している
By Sriranjan Chaudhuri

バンガロール発:それは息をのむような光景です。ホワイトフィールドの都市の代表的な展示物である「インフォメーション テクノロジー パーク(ITPL)」に近づくと、遠くに白く輝く異彩を放つ建物が目に入ります。

 それはバンガロール郊外にある中世の宮殿か、或いは一流ホテルのように見えますが、そうではないのです。

 それは、重症の心臓病や神経病患者にとって希望の中心なのです。全ての患者が無料で治療を受けられる特別 専門病院が52.26エーカー(211,485m)の土地に総建築面 積345,000平方フィート(39,882m)で建てられました。

 シュリ サティア サイ 高等医科学病院は1月19日に貧しい病人にそのドアーを開放するのです。その病院は1月12日に外来患者用の施設を開設し、金曜日には、オープニングの日のための準備として手術室ではお香がたかれました。巨大な「K」の字の形をしたとてつもない建物がたった18ヶ月で完成したのです。

 この巨大なプロジェクトにシュリ サティア サイ セントラル トラストは20億ルピーという途方もない出費をし、そしてまた、その維持費として1ヶ月に6千万〜8千万ルピー程出費するでしょう。

 シュリ サティア サイ セントラル トラストのメンバーでこのプロジェクトの中心人物の一人である、C.Srinivas氏は「わが国には同じような病院が少なくともあと100は必要でしょう。心臓病と精神病の患者はインドでは至る所にいますが、悲しいことにほとんどの病院では治療費が極めて高額であるということです。我々はこれを変えようとしているのです」と語っています。

 病院はどのようになっているのでしょうか?心臓病科では、4つの手術室と、17の診察室と、45の術後ICUベッドと、45の冠動脈治療ベッドと、98の病室用ベッドがあります。また、神経科学病棟では、17の診療室と4つの手術室があります。

 前述のSrinivas氏は、「我々はここに333のベッドを備え、これらの多くの人に無料の治療を施す計画があります。我々が考えていることは、ただ単に最新式にして最高の設備が効率的に機能する医療施設を創設することだけではなく、この病院を訪問する人や患者さんに、平安と崇敬の念を起こさせ、また全能の神に感謝の思いを抱かせるような神聖な空間を創出することです」と語っています。

 このセンターには畏敬の念を起こさせるような高いドームの大きな礼拝ホールがあって、そこには素晴らしいシャンデリアが吊されております。そして、ステンド グラスの窓はとても病院とは思えない雰囲気を醸し出しています。

 病院本体の建物は、前方から後方に傾斜した坂を利用して、前方2つのウイング(即ちKの字のアームに相当する部分)が3階建てで、後方のウイング(Kの字の背部に相当する部分)が4階建てとなっています。

 また、その敷地内には、分離した受付棟と、2つの食堂と、公衆便所と、医者、看護婦及び事務スタッフのための居住施設があります。

 

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