学生は美徳をも身につけなければならない
   The Hindu 2001年11月23日   

「学生は美徳をも身につけなければならない:シュリ・サティア・サイババ」
スタッフのレポートより

 プッタパルティにて、11月22日。シュリ・サティア・サイババは木曜日、社会にとって有益でない教育は無駄 であるとおっしゃいました。教育とは、学生に知識を与えるだけでは十分でなく、英知と美徳を身につけさせるものでなくてはならないというのです。

 シュリ・サティア・サイババは、プラシャンティ・ニラヤムにあるサイ・クルワント・ホールで行われた第20回シュリ・サテイアサイ高等学院の卒業式で、教育は学生に倫理的および霊的に豊かになる手助けをしなくてはならないと語られました。サイババはまた、教育を受けた学生は社会の模範とならなくてはならない、とも仰いました。

 しかし、現代の教育システムは学生に混乱と動揺を引き起こしており、単なる体育教育のようには、人生で成功をもたらすものにならないのが現実です。教育によって学生に与えられたものは、それが実践されて初めて価値のあるものになるのだ、とサイババは仰いました。

 学生が自分をコントロールする必要性を強調しつつ、サイババは、教育は学生たちに義務、規律、そして真理を教えるものであると仰いました。霊的な教育は、実務に役立つ世俗的な教育とともに不可欠なのです。

 学生たちに対して、安寧をむさぼるのでなく、精進を怠らないことによって幸せを得ることを促しながら、サイババはスワミ・ヴィヴェーカナンダがしていた簡素な生活について触れられ、邪悪を排除することによって愛と慈悲を学ぶようにと学生たちに仰いました。サイババによれば、人は、自分自身を意のままにすることがもっとも困難なのであるとのことでした。サイババは、この演説の前に、24人の学生に対して、彼らの模範的な成績を讃え、金のメダルを贈られました。サイババは、過去5年間を通 してゴールドメダルを連続受賞したサイレシュ・バングデルという学生に、金の鎖をその手のひらから物質化してお与えになりました。

 卒業式の演説の中で、CPPの主席代議士であるシバラジ・V・パティル氏は、教育とは、可憐に美しく生きる術を学ぶことであると述べられました。パティル氏は、現代の教育は人間の生活のバランスを乱しているとも言われました。パティル氏は、この学院では、人間的かつ霊的な価値が、学術的な知識とともに何の困難もなく教えられていた、とサテイァ・サイ学院の学生たちを褒め称えました。世界中のどの大学でもそのような教育はなされていないのです。

 それに先立ち、大学の副学長であるS・V・ギリ氏が、学院について紹介され、また、学院の学籍簿担当のU・S・ラオ教授が、金メダルを獲得した学生の名前を読み上げられました。

 その他、ホスト役を務められた重要人物としては、サティア・サイ中央基金のメンバーである判事のP・N・バガワティ氏とS・B・チャヴァン氏、D・G・P氏、H・J・ドーラ氏、そして集会のスピーカーであるK・プラティバ・バラティ女史らの諸兄の面 々がうかがえます。








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