1999年 道徳の年─非暴力
クリシュナは世界の平和を望みました。それにもかかわらず彼は、400万人もの人々が殺されたこの大きな戦いを支援しました。これはヒンサー(暴力)と呼ぶのでしょうか、アヒンサー(非暴力)と呼ぶのでしょうか? その時でさえクリシュナは、これに対し適切な答えを与えました。クリシュナは言いました。「アルジュナ! 体に癌が発生している場合を考えてみなさい。この癌は、たとえその成長が局部に限られていたとしても、人間の身体全体に痛みを与える。この戦闘、すなわち手術において、400万の病原菌が世界の利益のために殺されるだろう。これは悪か、それとも世界の善のためか?」
Summer Roses on the Blue Mountains p23
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