My Dharma

Be Happy, Baba

〜 幸せへの道 〜
ハッピープロジェクトとは?


SSOJの2014年のテーマは「マイダルマ Be Happy, Baba」です。これに伴い4月24日の
アーラーダナマホーツァヴァムの日に「ハッピープロジェクト」がスタート。
これは、私たちが自分に与えられたダルマ(マイダルマ)を実践することで、
スワミが私たちに言われる『幸せでいなさい』という御言葉に導かれ、様々な方法を分かち合うことで、
真のHappyの理解を深めるプロジェクトです。

さて、ダルマとはサンスクリット語で、義務、正しい行い、正義、法、本分等と言った様々な意味合いが
含まれています。ママダルマ、スヴァダルマ、パラダルマ、ストゥリーダルマ、サムバンダ、ニルバンダ、
カルタッヴャ、そしてアートマダルマ等々、状況によって其々のダルマが存在します。
このハッピープロジェクトのイントロダクションとして、聖典「バガヴァッドギーター」に関する
スワミの御講話より、第12章に述べられている「不滅の命に至るダルマの道(ダルミャームリタム)」に
スポットを当ててご紹介します。
スワミはこの章を暗記して、そこで言われていることによく注意を払い、
それらの詩節を日々の生活で役立てなさいとおっしゃっています。
それでは、内なる扉を開き、マイダルマ Be Happy 〜幸せへの道〜を探求していきましょう。

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人生は歌です。歌いなさい。クリシュナは、自分の人生を通じてそのことを伝えました。
アルジュナは、人々の緊張が最高に達し、何百万人もの運命が剣によって決せられようとしている戦場で、
その歌を聞きました。クリシュナは、アルジュナにギータ一を歌って聞かせたのです。
ギータ一とは、「歌」のことです。そしてかれは歌ったのです。かれは、ゴークラムの牧場や、
ヤナム川の岸辺にいるときも、クルクシェートラの戦場で、戦っている両軍の真ん中にいるときも、
どこにいても至福そのものだったからです。
 クルクシェートラの戦争の前夜、アルジュナは、クリシュナによってテストを受けさせられました。
アルジュナは、自分の親族と戦う争いをどのように行うべきか、どのような戦略を取り入れるべきかと心配
していました。夕方、クリシュナはアルジュナを森へ連れて行きました。それは夕暮れのことでした。
叡智の光が沈み、無知の暗闇が生じました。
クリシュナは、アルジュナが翌日ギーターの霊的伝授を受けるにふさわしいかを見極めたいと思いました。
クリシュナはアルジュナに木の上にいた一羽の鳥を指差してこう尋ねました。

「あれは孔雀か?」
「はい、わが主よ。」
「いや違う。あれは鳩だ!」
「はい、あれは鳩です。」
「君は愚かなやつだ。あれは鳩ではなくてカラスではないか!」
「はい、スワミ! あれはカラスです。」
「君には識別力というものがまるでない。君はあれが孔雀か、鳩か、カラスかを決めることができず、
 私が何を言っても『はい』と言うだけだ。君にはこの程度の識別もないのか?」
「クリシュナ、もし、あなたの本性を知らなければ、あなたに賛成しようとしたり、
 反対しようとしたりするかもしれません。
 しかし、私にはあなたに関する真実がわかっています。もし私が、それは孔雀ではない、鳩ではない、カラスではない、
 と断言しても、あなたにはそれを孔雀に変えたり、鳩に変えたり、カラスに変えたりする力をお持ちです。
 ですから、私にはあの鳥が何であるか調べる必要はないのです。私にとって重要なのは、あなたの言葉だけです。
 私には、あなたの言葉が十分信頼できる根拠なのです。」

こうしてアルジュナがクリシュナへの絶対的な信心を表明したとき、クリシュナは、アルジュナはギーターのメッセージを
受け取るにふさわしいと考えました。それゆえ、クリシュナはアルジュナに、

ニミッタ マートゥラム バーヴァ!私の道具となれ! 〜「バガヴァッドギーター」11章33節

と言ったのです。したがって、第一に必要なのは、神の言葉への信心を深めることです。
書物の知識や人間の知性によって神を知ることはできません。
ギーターは、誰かが神に対する深い信愛を持っていたとしても、もしその人が神の教えに注意を払わずに生きているのであれば、
バクタ(神を愛する人)の名に値しないと宣言しています。 神の教えとは、聖人賢者たちに啓示された神の教えであるシャーストラ
(天啓経典)に定められたダルマのことです。 クリシュナがギーターの中で、「信愛に満ちている者は、私にとって愛おしい」と
宣言したとき、「信愛に満ちている」という言葉を使ったのは、このような意味合いからでした。

<バガヴァッドギーター第18章より「神にとって愛おしい者」> 
〜 第13・14節
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第15節
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第16節
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第17・18・19節
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第20節
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この詩節,シュローカは何と素晴らしい概念を伝えていることでしょう! これは、人が身につけなければならない性質を述べた
一連の詩節を締めくくる詩節です。それは、一連の詩節全体を「不滅の命に至るダルマの道(ダルミャームリタム)」と呼びます!
神はこの詩節の中で、これらの特質を備えた人々、唯一究極の目標として神を信頼する人々、一心に神を慕う人々は、
神にとって最も愛おしく、神に最も近いと宣言しています。

                                        バガヴァン シュリ サティヤ サイババ

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一心に神を憶い、神を慕い、このプロジェクトのすべてを、スワミの蓮華の御足にお捧げいたします。
OM SRI SAI RAM