北九州グループ活動報告

7月3日(日)に開催されました北九州グループ20周年記念祭のご報告です。

スワミに導かれ、北九州グループは今年で20周年を迎えました。東北の大震災、スワミのご遷化と、大きな出来事が次々にありましたが、私たちの内にはスワミの愛という不動の平安があります。7月3日 サイオーガニゼーションのアジア地区統括世話役であるBro. LP. チャプラニさんをゲストとしてお招きし、記念祭が執り行われました。チャブラニさんは、北九州グループ立ち上げの時から、何度もこの地に足を運ばれ、皆とともにスワミの愛を歌い、喜び、分かち合いました。チャブラニさんが来られるとあって、皆、嬉々として一致協力し、プログラムの準備、会場の設営、食事の支度などを行いました。福岡グループの皆さんも大勢参加して下さいました。
 ガナパティープラルータナに続いてガヤトリーマントラが捧げられ、開会の挨拶の後、北九州グループで作ったバジャンをスワミに捧げました。

   すべてものは 唯ひとつの愛に 支えられて 今ここに息づいている
   春の花の輝きも 夏の蒼い空も 秋に燃える山並みや 静かな冬の雪も
   あなたと私の出会いも 喜び 悲しみ すべて
   人生のあらゆること 愛の意味を知るためにある
   唯ひとつの愛 変わらぬ不滅の愛
   その愛の喜びを 知りたくて人は生まれる。
   知るために人は生まれる

Bro.チャブラニさんの挨拶がありました。チャブラニさんは、「私は不満である」と最初におっしゃいました。一瞬張り詰めた空気が流れましたが、続いて「なぜもっと早く北九州に呼んでくれなかったのか。私はもっと多くここに来たかったのに!」と笑顔でいわれ、一気に会場を和やかな雰囲気で満たされました。チャブラニさんは、スワミのご遷化の訃報を聞き、ショックを受けてすぐにインドに向かいスワミの肉体の葬儀に参列しましたが、帰国の途に着いた時、「スワミはどこにも行かれてはいない、今まで通り私と共にある」と明確に感じたそうです。ご遷化されるまでの2ヶ月もの間、スワミが自ら作られた病院に滞在されたのは、スワミのご計画であり、ひとえに私たちに対するスワミの深い愛ゆえであるともいわれました。スワミは帰天される前に、私たちの悲しみを和らげ、無私の愛で真剣な祈りを捧げる時間を私たちにお与えになったのです。
続いて、サイオーガニゼーションが作成したスワミのスペシャルビデオを皆で鑑賞しました。
ビデオの最後に紹介されたスワミの美しく甘い御言葉が心に残りました。

 
私が持っている唯一の財産は、皆さん方全員に対する限りない愛です
 皆さんがそれを望みさえすれば、私は皆さんに無限の愛を降り注ぎます
 私は、帰依者たちのためであれば、自分の肉体さえも犠牲にする用意ができています
 皆さんは幸福に生きて、至福の状態で日々の生活を送りなさい
 私は、皆さんの愛のみを望んでいます
 皆さんの愛は私を幸せにします
 私の愛は、皆さんにとっての最大の財産であり、皆さんにとっての幸運です
 これは、皆さんにとって、私からの最大の贈り物です
 この貴重な贈り物を大切にしなさい

北九州グループのメンバーからスピーチがありました。アートマや真の自己を彼がどう探求してきたか、光の瞑想を通じて、この心を超えたアートマの愛を感じた経験などを話してくれました。
スタディーサークルでは、「Love All Serve All」をテーマとして、皆でスワミの御言葉を読みあい、それぞれの経験を分かち合いました。
絵が得意なメンバーが、「月に昇ったウサギ」というお話を、紙芝居にして皆に披露してくれました。
お釈迦様が森を訪れるという予告を聞き、仲の良い森の動物たちが、猿を先頭に、皆一所懸命、お釈迦様を迎える準備をします。しかし、ウサギの「ぴょん」は御釈迦様に捧げる美味しい食べ物を準備することができません。ついに「ぴょん」はお釈迦様に喜んでもらいたくて自分の身を火に投げ入れます。その純粋な愛と犠牲を尊ばれ、お釈迦様は「ぴょん」を月に昇らせたのです。
このお話の後グループの二人の若者から次のような決意表明がありました。

「スワミに導かれ、つまずきながら、転びながら、ときにだだをこねながら、これまでの人生を歩んできました。もうスワミのことなんて嫌いと言いながら、次の瞬間には大好きといっている私がいました。スワミのお姿を肉眼で拝謁することは、もう叶いませんが、私の中でスワミの存在はますます大きくなっています。今年で北九州グループは20周年という節目の年を迎えました。この節目をターニングポイントとして、これから努力精進していきたいと思います。」
「ババ様の肉体がこの世から離れられた今、これまで何をするにもババ様に依存していた自分自身がいることに気づきました。これからは、しっかりと自立し自分自身のハートの中の神を感じながら、向き合いながら、いい意味で大胆に臆することなく色々なことに挑戦していきます。そして、20周年を迎える北九州グループとともに歩み、成長していきたいと決意しています。」

最後にスワミに皆でバジャンを捧げ20週年の祝いを締めくくりました。