スワミ追悼バジャン会の報告

5月1日に開催されましたスワミ追悼バジャン会のご報告です。

 スワミが肉体を離れてちょうど一週間が経つ5月1日、日曜日、北九州の定例会メンバーの他、福岡グループの方、またスワミを慕う仲間たちが集い、総勢17名で追悼バジャン会が行われました。これに先立ち、小倉駅周辺のテント暮らしの方方へのセヴァもいつもと変わらずに行われました。
 まずガナパティープラルータナが唱えられ、続いて108の御名、ナマカム、ガヤトリーマントラ、サイスリーマントラが唱えられました。
 メンバーの代表から次のような挨拶がありました。
とてもつらく悲しいお知らせです。ちょうど一週間前の今日、私たちの愛する主、バガワンシュリサティアサイババさまは肉体を離れられました。しかしスワミは常常おっしゃいました。私は生まれたり死んだりすることはないと。スワミの本当の居場所は、我々の帰依者の清められたハートであると。スワミはすべての存在と命の中心核をなす真理そのものです。肉体を纏ったスワミの姿が見えなくなったからといって、悲しみにくれるだけでは真の帰依者とは言えません。スワミが目に見えるこの世界から御姿を消したのは、我々が自らの内を向いて真剣に探求し、自らのハートの内に愛という姿をしたスワミの本当の御姿を再び見つけ出せるよう促すためなのではないでしょうか。それこそがスワミから頂いた数々の恩寵に報いる唯一の道なのはないでしょうか。私たちは悲しみを乗り越えて、スワミが示した高みを目指さなければなりません。スワミは愛から生まれ、愛を実践し、愛で教え導き、そして再び愛の中に溶け込みました。私たちもスワミに続かねばなりません。スワミの御教えを生き、愛を実践して、肉体を去るときには愛に溶け込んでスワミとひとつになれるよう努力しましょう。
続いてメンバーのひとりが次のような詩を曲にのせてスワミに捧げ歌いました。

    あなたの愛の風吹かれて このつかの間の命燃えるよ
    あなたの愛で満たし続けたい このかりそめの命尽きるまで
    あなたの愛とともにあれば 命の炎清く輝き
    すべてのものを美しく照らして 神の御姿を映し出す
   永久の喜びを映し出す スワミあなたを映し出す。

    あなたの愛とともにありたい この何もかも移り行く世界で
    あなたの愛ですべて満たしたい この夢のような不思議な人生
    あなたの愛とともにあれば 命の炎強く輝き
    すべてのものを正しく照らして 神の御姿を映し出す
   永久の真実を映し出す スワミあなたを映し出す。

 その後、スワミの御教えを朗読しました。1999年2月の「ヒラニアガルバの原理」という御講話です。私たちはスワミから光の瞑想とガヤトリーマントラを授かり、これを日々実践していますが、これはまさしくヒラニアガルバを瞑想していることに他なりません。神聖な愛はヒラニアガルバから生まれ、それは与え許すことのうちにあるとスワミはいわれます。
メンバーのひとりから次のような話がありました。あの大震災以降、その方は毎朝ガヤトリーマントラを108回唱えていました。スワミが肉体を去られたと聞いた後も欠かさずこれを唱えていましたが、ある朝マントラを唱えているうちに急に強いエネルギーに圧倒され、その後その力に強く抱きしめられているように感じたそうです。わけもなく涙がこぼれ落ち、感謝と喜びが溢れてきたそうです。スワミが肉体を離れて悲しみで一杯だという方もおられましたが、あるメンバーは、スワミが肉体を離れられた後もスワミをとても身近に感じる、スワミは「最初に吹いて来る心地よい風が私だよ」とおっしゃったことがあった、朝さわやかな風を感じたときスワミが確かにそこにいると感じるそうです。
 続いて追悼バジャンがスワミに捧げられました。最後の曲目は「ありがとうスワミ」でした。皆喜び溢れる大きな声で歌い上げました。

         ジェイ サイラム  北九州グループ一同