オームサイラム

1.スタディーサークルはオーム三唱ではじめ、オーム シャンティ シャンティ シャンティヒで終わります。標準的時間は1時間15分ですが、各センター・グループのプログラムの実情に合わせて変更可能です。

2.スタディーサークルでは、まず、あらかじめ一つのテーマを決めておきます。これは司会者が決めます。テーマとしては、スワミの文献や各宗教の聖典などから、スワミや悟りを開いた偉大な人物の一節を拾って、テーマとして設定します。スワミの文献・御講話の場合には、SSIOJの出版協会/ホームページやサイラムニュース記載の御講話など、出典が明瞭なものを選択するようにします。

また、可能な限りスワミの御言葉も随時引用しつつ、御教えに触れることができる機会になると効果的です。スタディーサークルに参加することにより、九つの行動規定にある「サイ文献を定期的に学ぶ」機会を創出することも留意すると良いでしょう。

テーマの例:子育て/自然、環境/一体性/感覚のコントロール/怒り/食物とエネルギー/社会の幸福/九つの行動規定/沈黙/自信/識別力/社会との調和/生命倫理/奉仕/愛する練習/愛/瞑想/犠牲/世界平和/サイ オーガニゼーション/家族/全託/寛容/節制/神との関わり/両親/自己/祝祭の意義 /規律/謙虚さ/個人の生活においての調和/エゴ/感謝/やさしく話す/ガーヤトリーマントラ/真実を話す/無執着/信仰とは/習慣/平安/清潔さ/年長者を敬う/祈り/幸せでいなさい/神への愛/罪への恐れ/社会の道徳/ナーマスマラナムほか多数

可能であれば、次回のテーマを参加者に事前に予告できると、あらかじめ参加者の自己探求を促すことができ、効果的です。

3.次に、質問を考えます。目安として4つか5つぐらいでしょう。ここで、重要なのが必ず、「なぜ」(動機付け)と、「どのように」(実践方法)の二つの質問を入れることです。スワミはこの二つの問いによって、すべての疑問が明らかになるとおっしゃっています。

4.質問をあげたら、基本的には参加者全員に答えてもらいます(パスしてもらっても構いません)。答える順番は司会者が決めます。右から順にとか、ランダムに指名していってもよいです。ただし、参加人数が多い場合には時間内に終えられるよう数名だけ指名していくか挙手をしてもらうようにします。また、発言者が質問内容からあまり逸脱しないように注意するのも司会の大切な役目です。

  • 長い時間発言する人が出てくることもありますので、スタディーサークルの始めに、1回の発言はなるべく3分以内にしてください、などと断っておくのもよいでしょう。

5.ポイントは皆の意見にどんな共通点があるか、つまり、何が根本となっているのかを探すことです。これが見つかって、皆とそれを分かち合うとき一体感が生まれます。また、何か疑問が残るような答えが出たときや、共通点が見えないようなときは、挙手または指名で、それについての意見を誰かに述べてもらうようにして下さい。とにかく疑問が残らないように、より深く広範囲をカバーする一つの価値観が発見できるように、とことん話し合いましょう。

*1:決めたテーマについてあらかじめ自分なりによく考えて、スワミの本などでよく調べておくとよいでしょう。ただし、スタディーサークルは自分で考えていた方向に無理に進めようとしたり、結論を急いだりしてはいけません。あくまでも、皆で(深いところの)答えを探していくことが大切です。

*2:話し合った内容を実践につなげるため、次回のスタディーサークルの冒頭に前回のアクションプランの実践報告について挙手・共有頂けると効果的と思われます。

*3:スタディーサークルで扱われたテーマや話し合った内容について記録を残すことを心がけて下さい。

*4:司会を担当する方には十分な準備の時間的余裕を与えて下さい。

*5:スタディーサークルの参加者が少ない場合には、バジャンの直前か直後に設定するなど、自ずと多くの皆さんが参加できるタイミングを考慮することが勧められます。

*6:テーマに関して、時折参加者の皆さんの関心が高いトピックや日頃疑問に思っていることを聞き取ったり、センター・グループの課題解決に必要なテーマを選択するなど、効果的な学びにつながりやすいテーマを常に探索するように心がけ、マンネリ化の防止に努めましょう。

ジェイサイラム

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