女性（富山）
私がスワミに出会えたのは、祖父母の功徳のおかげかもしれません。
母方の祖父母は戦争で両親を失くした女の子を、自分達の娘として育てました。
そして将来何があっても食べていける様にと、女の子に洋裁学校の先生になる道を開きました。
そしてその後、その子は戦争で亡くなった父親と同じ名前の三郎という男性に出会い結婚し、私が生まれました。
祖父母の深く揺るぎない愛情を感じて育った私は、大きくなってから祖父母とは血が繋がっていない事を知りましたが、全く動揺しませんでした。
むしろ血が繋がっていない事を、笑ってしまうほど、祖父母の愛情は確かなものでした。
子供の頃は祖母にはよく叱られましたが、私の誕生日となれば、私の好きなメロンが沢山載った大きなデコレーションケーキを持って20キロほど離れた私の家にやって来て、玄関の外で私の帰りを待っていてくれたりして、無口でしたが、祖母の行動力はよく私を喜ばせてくれました。
父方の祖父母は信仰心があり、雨嵐でもひたすら祈っている様な人達で、一緒に散歩に出かけると神社やお寺、目に留まるすべての祠に頭を下げて手を合わせ祈るので、なかなか家に帰って来れなくなるので、祖父母に散歩に誘われると、長時間家に帰って来れなくなるのが困るので、どうやって逃げようか考えたものですが、スワミに出会えたのは、その様な個性的でも愛に溢れ道徳的な祖父母達の徳があったからかもしれないと思います。
神の目は何処にでも遍満しておられる事を実感します。
Jai Sai Ram