体験談218

2020年11月19日

男性(大阪)

いつも散歩する公園に幼い時から好きなカンナが咲いている所があります。

カンナの開花期は7月~9月ですので多くは既に枯れているのですが、11月になってもただ1輪だけ咲いている黄色いカンナが咲いております。

この最後に残された1輪の美しい花を眺められて、とても嬉しい気持ちになります。

「幸せ」について思いますに、私は今まで「幸せになる」事を追い求めて来たように思います。

でも最近、ふと心に浮かんで来た事は「いつも、どんな時でも我々は幸せである」のではという事でした。

我々の立ち位置と言うか、ただ自分の座標軸を少し変換するだけで良いのではないのだろうかという事です。

それは例えば「自分の力では何もできない」「すべて与えられている」とか、座標原点を変えることで有難さが生じ、幸せ感が生まれて来るのではないのかと。

今までは同じ所を歩いていても気にも留めなかったのですが、季節外れの今年最後の一輪の美しい花を見る事が出来たことはとても嬉しいです。

でも目にすることが出来たのは自分の力ではない様に感じます。

そんな事を想いながら日々の暮らしの中で多くの事を感じ取れたらと願っています。