世話人からのひとこと

2020年11月23日

ヴェーダチーム全国世話人より

私にとって最も幸せで幸運なこと、それはスワミと出会ったことです。そして日本にいても、現在でも、内なるバガヴァンに頼って生きることができることです。

スワミを知ってから積み重ねてきたわずかな功徳の量を顧みた時、今回の人生で私が受け取った功徳は、一体どれほど大きなものなのだろうかと末恐ろしくも思います。私の何百、何千もの過去生、先祖代々つみ重ねてきてくださった功徳を、すべて私がまとめて銀行からおろして手にしたようなイメージがします。

そしてもう一つの幸運は、ヴェーダと出会い、それに興味を持ち、唱えることができたことです。私が初めて唱えたお経は般若心経でした。写経をしたり、解説書を読んだりしました。最後の節は不思議な響きで、音そのものに力があり、漢字で翻訳されていない真言であると知り、強く惹かれました。後に、この真言はサンスクリットであったことを知りました。

インドでスワミの御前でヴェーダを捧げる機会をいただき、自分の人生の幸せと幸運を実感しました。そして、スワミのもとでヴェーダを唱えておられるヴェーダナーラーヤナン先生に般若心経について質問をさせていただく幸運をいただきました。般若心経のサンスクリット原本の資料を見せると、先生はすぐに高らかに読み上げられました。その音はヴェーダと同じ発音や言葉を思い出させ、美しい響きでした。そして最後の「ぎゃていぎゃてい」の真言の節になると、聞き覚えがありつつもまったく異なる発音が聞こえました。千年以上前にインドから中国を通じて日本に伝わったこのお経の歴史が、流れて見えるような気がしました。現代の日本に伝えられた真言の音は、サンスクリット語の音とは大きく異なっています。日本でスワミの恩寵のもとで学んでいるヴェーダは、サイの学生の方々を通じてまさに神ご自身から直接教えていただいているのだと気づきました。日本の歴史に名を残す多くの修行者たちですら得られなかった機会と内容を、今、日本の私たちは受け取っているのだと気づきました。。

神に出会えたこと、ヴェーダに出会えたこと、それは本や映像を通じたものだけでなく、直接の体験です。サイのサットサングに参加すれば、今でもなお、誰でも直接の体験をすることができるのです。これが私の幸せです。そしてそれを共に分かち合うことができるのも幸せです。共に学び、生きることができる幸せは、私だけの中に閉じ込めることはできません。共に幸せになりましょう。幸せをスワミに捧げましょう。みんなの幸せを祈りましょう。サイラム。