メッセージ「何が幸せにするのか」

2020年8月29日

「Be Happy」と聞いて思い出したのが、スワミがダルシャン中によく帰依者に「ベリー ベリー ベリー ハッピー」や、「チャーラ サントーシャム」など、英語やテルグ語で「とても幸せです。」と帰依者に答えられていたことです。そう言われた帰依者は、スワミに何を語りかけていたかというと、「明日、国に帰ります。」とか、「私は日本から来ました。」という、他愛もないことでした。一体何が、偏在の神を幸せにさせていたのでしょう?

スワミがそう言われたことの答えは、スワミにしかわかりませんが、一回だけ、「何が神様を幸せにするか?」を理解できるように、神の御心を垣間見させていただく体験をさせていただいたことがありました。

大きなお祭りの前日のダルシャンの時に、日本人の中で問題が起きてしまいました。夕方のバジャンの間、「スワミ、このお祭りの期間に沢山の日本人を呼んでくださったのはあなたです。いい人も悪い人も、たくさんの人が、あなたのおかげで御足の元に縁あって集うことができました。このお祭りの期間、どうぞ問題が起きませんように。そして縁あって呼ばれた全ての日本人に、そして呼ばれなかった日本人にも、どうか神の祝福をお与えください。」と、日本人全員の無事と祝福を一心に祈りました。

すると、アルティが終わったとき、いつもはマンディールを出られてから左手に進んで帰られるスワミが、いつもと進路を変えて、私の座っていた中央の方向に歩いて来られました。スワミは私の目を見ながら、にこにことした美しい笑顔を湛えて、右手をくるくると回しておられました。まるで「少しだけ私の気持ちがわかったでしょう?」と言いたげなご様子でした。

そのスワミの目を見つめた時、「ああ、神は全人類を、いつもこんな気持ちで親のように心配して、良い子供も悪い子供も関係なく、全員を愛して、祝福しているんだ。」という思いが、不意に押し寄せました。

神様は、ただ与えて与えて、与え続ける慈愛の母そのものです。

今思えば、そういう状況を作り出して、私に祈るように仕向けられたのも、スワミだったのだと思います。

そして、私は日本人のことを心配して祈りましたが、スワミは宇宙の主なので、宇宙全体を面倒見ておられるのだと気づきました。

私たちが他者の幸せを祈り、自己犠牲を払って他者のために働くとき、スワミはいつも「とても幸せです。」と言われているに違いありません。

このBe Happy 95 プロジェクトを通して、多くの人がサイの手足となり、自分の内なる神、そして他者の内なる神に多くの「Be Happy」を贈るグループサーダナの機会となりますよう、お祈りします。

先日ガーヤトリーマントラを紹介した学生時代の友人から、「心の安定にとても役立っていて、一日に何度も唱えているよ」と今日メッセージがあって、幸せのお返しをもらいました。

また、風邪の初期症状があったため時節柄、迷惑をかけないように仕事を休もうとしたところ、「どうしても手が足りないから出て下さい」と昨日言われたのですが、病院でもらった薬が効いたので大丈夫かなと思って、仕事に出ようとしたところ、「代わりを手当てしたからゆっくり治してください。」と直前に連絡があり、一日ゆっくり養生することができました。こうしたことにも、見えざる神様の御手が働いていることが感じられ、仕事でつながっている方々、いろんな方を通して働いて下さるスワミの温かさに、感謝と幸せを感じています。

SSIOJ 奉仕担当世話人