世話人からのひとこと(埼玉)

2020年9月24日

埼玉センター世話人より

私が仕事で使っている事務室の机の脇には防犯カメラがあり、他の職員が接客している姿やお客さんが構内を何人も通っている姿が映し出されています。

Be Happy! のプロジェクトが始まって数日してから、「このカメラに映っている人のハートにスワミを思い浮かべ
、ナーマスマラナしたらどうか?」と思い始めてみました。

コロナウイルスが流行してから、お客さんが少なくなり、事務室にいてもあれだけじゃんじゃん鳴っていた電話が鳴らなくなって暇を持て余していた私は、携帯電話でたわいのないニュース等を見ることが当たり前になっていました。その影響からか、心がいろいろなところに彷徨いだし、スワミに気持ちを定められない事に嫌気がさしていたのです。

取り組みの効果は速効、即日ありました。

カメラに写っている人、一人ひとりにスワミの御姿を思い浮かべ、心で御名を唱えるとだんだん気持ちが穏やかになり、事務室の空調の音や、隣接してある食堂から聞こえる同僚の話し声、流れている時間等が神聖なもののように思い始めました。

大きなおなかの男性が防犯カメラに気付かず正面を向いて誰かを待っている姿が映し出されると「この人はガ
ネーシャ神だな」などと思ったりして、楽しくてますます御名を唱えることに夢中になりました。

心が平安になると気持ちに余裕が生まれ、ただ御名を唱えるだけではなく「カメラに映し出されている人の幸せを祈ろう」という気持ちが自然に湧いてくるようにもなりました。

夜遅く、他の事業所からの問い合わせの電話に出たところ、以前同僚だった人からの電話でした。

一連の対応を終え、最後に「ありがとうございました。またよろしく御願いします。」と言われたのですが、その言葉が妙に心地良く感じました。

翌日、夜勤から帰ってきてから、母にあることについて感謝をされました。とても些細なことだったのですが、やはり前日と同じ心地よさがありました。

その夜、ラジオサイジャパンの9月号が配信されていたので、それを聞いたら「バガヴァッドギーター」のある一節が紹介されていました。その言葉は・・・

「アルジュナよ!一切の中に私を見て、私の中に一切を見るものは私にとって愛おしい。」

まるで「今、お前が行なっている取り組みは正しい」とスワミが背中を押しているかのように思え、「これはイケる!」と自信になりました。

それからは、新たな気づきやサプライズがほぼ毎日のように起こっています。

最初、Be Happy!のプロジェクトの内容を見たときには「一体、何を取り組めば良いのだろう?」と思ったというのが正直な気持ちで、プロジェクトが始まってから数日間漫然と過ごしていました。しかしあるサットサングで「身内や友人、知人といった方の幸せを祈るのは難しくないが、全くの他人となると難しくそれを意識してやっている」とこのプロジェクトに参加されている方の話を聞いて、それが今やっている取り組みのヒントになりました。

Be Happy!に参加されている皆さん、そうでなくても毎日を精一杯生きているすべての皆さん、そしてこの素晴らしいプロジェクトを与えてくれたバガヴァンババ様に感謝の祈りを捧げたいと思います。

サマスタローカハ スキノ バヴァントゥ