体験談172

2020年10月29日

女性

先日、息子の自転車が盗まれました。
数日後に自転車が見つかり、その時犯人も一緒に見つかったと警察から連絡がありました。
自転車を盗んだのは、お隣の部屋の専門学校に通う息子さんでした。
数時間後、お隣のご家族が謝りに来られた時、お母さんが泣いていらっしゃって、私も母親としてお母さんの悲しみとショックが痛いほどわかり、とても悲しくなりました。

息子さんは、どのような気持ちで自転車を盗むに至ったのだろう?
どうしてそこまで心が闇に向いてしまったのだろう?
お隣さんはとても忙しいおうちで、あまりゆっくりお話したりもしていないのですが、壁を一枚隔てたおうちでは、幸せでない気持ちの方がいたというのに、全く気付かず、呑気に過ごしていた私はとてもショックでした。
家族や知っている人、関わりのある人だけのために祈っていたことをとても反省しました。
関係が深くても深くなくても、同じアパートに住むことになったのはきっと何かのご縁。
祈らせていただくという言葉さえもおこがましい気がしますが、お隣さんご家族の幸せなお顔を思い浮かべながら、お祈りしたり、今までは自分の家の前しか掃いていませんでしたが、お隣のおうちの前も掃いたりしています。
祈り続けてもお相手が幸せになったかどうかは、私には見えないことだと思いますが、それは返って、結果に執着しないということで、自分には合っているサーダナだと思っています。