千葉センター世話人より
サイラム
何気ない日常の話です。
10月後半に家内の実家に夫婦で訪れました。
後期高齢者の義父の手術前に会いに行ったのです。
退院後の計画でカレンダーが埋まっているという義父に、ガヤトリマントラを忘れないように念押しをしました。
義母は10年以上毎日唱えていることを知っていましたが義父とはあまり会話する機会がなかったのであえての訪問でした。
当日、出産のために帰省してそのままコロナで日本から出国できなくなった家内の姪が生後10か月の長女、家内の妹の初孫、をお披露目に連れてきてくれました。
10月末の飛行機で夫の待つベトナムに帰る予定とのこと。
入国後はホテルで零歳児と二人で1週間隔離とのことですが、気丈な母親は不安な様子を見せません。
一人異国で家族を想って暮らしたご主人は娘との対面を待ちきれないことでしょう。
前の日には見知らぬ人を前に大泣きしたとのことでしたが、隣に座って指を握らせても、微妙な泣き顔でとどまってくれました。
少し一緒におもちゃで遊んで距離を詰めて、頃合いを見て抱かせてもらいましたが、すかさずスマホを構える母親の前でむずがって失敗。
直ぐに母親に戻すと機嫌を直しているので、既に泣き真似の演技を身に着けている強かな赤ちゃんでした。
もう少し近くでつかまり立ちを応援したり、新しいおもちゃで遊んで更に距離を詰めて、2回目の挑戦で無事シャッターチャンスを捉えてパチリ。
家内と結婚した時に、ちょうど同じくらいの赤子だった母親の姿が新たな命と被ります。
そういえばこの子(母親)も強かな赤子だったなあとしみじみと語る家族のひと時。
後日メールされたツーショットでは赤ちゃんが微妙な顔だったことは秘密です。
「無事に隔離期間を過ぎた赤子はいまごろ父親に大泣きしているかも」と、いけない想いが巡ります。
今週の月曜日に義父は無事退院しました。
スワミいつもごめんなさい、そしてありがとう。
帰依して16年、日々の祈りとガヤトリマントラはこれからも欠かしません。
オームサイラム