体験談177

2020年11月1日

女性(神奈川)

単独で北アルプスの北鎌尾根を登る予定で、谷底の北鎌沢出合いに、たった一人テントを張りました。

テントを広げて現金とキャッシュカード、車の鍵と免許証と保険者証が入っている、ポシェットが無いことに気がつきました。登山中に、落としたようです。

明日登る北鎌尾根のことは、すっかり気が失せて頭の中は、お金も車の鍵と免許証も無いのに、どのようにして家に帰るのか?

北アルプスの山深い谷底の河原で、誰と話すこともスマホを観ることも、家族と連絡も取れず、無くなったお財布と車の鍵のことだけが、グルグル頭を巡りました。

谷底でスマホの電波も届かない、家族と連絡も取れず憔悴しきっていました。

サイババ様に祈り続けました。

どこかに落ちているのではと思いながらも寝られずバジャンや、うろ覚えのヴェーダを唱えて、やり過ごしました。

テントの外は、月明かりで明るい。

お月さまが、サイババ様に見えて嬉しくなりました。

明日登る山のことやポシェットよりも、サイババ様のことだけ、思うようになりました。

この時、サイババ様を知っていて、良かったと幸せな気持ちで一杯になり感謝しました。

翌日、沢を2往復しポシェットを探すも、見つからず諦め下山してババ平のテント場所に、テントを張りました。

テント場所が、【ババ平】で嬉しく思いました。

翌日、槍沢ロッジに寄ると、私のポシェットが拾われ届けられてありました。

サイババ様に、心の底から感謝いたしました。

登り返し北鎌尾根~槍ヶ岳~北穂岳~奥穂高岳~涸沢~パノラマ新道下山の美しい素敵な登山をサイババ様と楽しむ事ができました。

登山中、仏様のようなブロッケン現象の虹も見られて、サイババ様に感謝いたしました。

苦しいとき寄り添うスワミを知っていて、本当に良かったと、幸せな気持ちと愛で一杯になりました。

単独登山中、多くの人達の愛と家族の思いやりに接することができました。

見知らぬ人にも、優しい言葉かけが大切と、ひしひしと感じました。